マセラティクアトロポルテⅥの作られ方


 今日の表題をよぉ~く御覧になってください。マセラティクアトロポルテの次が「Ⅳ」ぢゃなくて、「Ⅵ」なんですヨ(笑)。昨日の夜中(当然ワタシゃ、もう寝てた)に、「稲敷のK」さんことボディライン小林代表からメッセンジャーで送られて来たYoutube動画を見てみたら、目が冴えて眠れなくなっちゃったぢゃんよぉ~(ワタシゃ、遅くとも21時には床に就いてマス:泣笑)。ソレくらいに、マセラティ現行車のメーカーに於ける作られ方を詳細に綴った動画は、ワタシにとりましてインパクトのあるモノでした。まずは、動画を御覧あれ・・・

 ↑当ブログの読者諸兄は、この動画を御覧になって、どのような感想を持たれましたかね。ワタシが第一に抱いた感想は、「この高性能で、クアトロポルテⅥは(特に中古車では)安すぎる!ちょっと欲しい!!」・・・続いて「コレ、ぜってーに直せねぇ(泣笑)」と思いました。ホワイトボディは一部をアルミ化してあるし、塗装は下塗りをドブ漬けしてるし、電子装備は満載だし・・・ナニより、アッセンブリー工程を見ますと、「後部下回りを全部降ろさねば、フューエルタンク(樹脂製)の交換すらムリ!」と云った後先考えて無い設計。メーカーの工場では専用の治具に工具にバーベキュー式トロリーコンベアを駆使しておりますが、こんなの2柱リフト(いわんやウマ)では殆どムリだし、エンジンのヘッドカバーとシリンダーブロックヘッド(「刈谷のT」さんの御指摘により訂正→下記コメント欄参照)の間には、ロボット制御に拠る液体ガスケットの塗布が行われてたりして、もうアタマがおかしくなりそーに中途半端な近代化(泣笑)が行われている様子。なるほど、平成26年降ろしあたりのクアトロポルテⅥって安っすいワケだよなぁ。メーカー&ディーラー保証期間が過ぎたら、ソコからはどんだけ自腹コストが掛かるんダロかと思われているワケですね。それでも、こんだけ造り込んであるフェラーリ関与エンジンを載せたマセラティのフラッグシップサルーンが、あぁ~んな値段やこぉ~んな価格で売られているのを見ますと、「やっぱ、ちょっと欲しいカモ(笑)」と思えてしまうところがマセラティ銘の持つ魔力と云った感じです。「う~(色々な意味で)ナヤましい」って今晩も寝付けるかナ(泣笑)。やっぱ、クアトロポルテの低年式中古車は、ⅣとかⅤの方が生き永らえ易そうです。

 それじゃー、また明日。

-------
愛車を御手放しになりたい方は、コチラ:車輛売却時にも、当店に持ってくるのが結局ラクでお得ヨ。マセラティじゃなくてもね。をどうぞ。

-------
マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ヴイすりゃ~)・ア~マ~ゾ~ン(笑)!!・ストロンガーぁぁぁ!!を通したすべての過去記事への一気到達用ページへはコチラ:マセラティでイッてみよう! 過去記事月別アーカイブ(ストロンガーぁぁぁ!!版)からどうぞ(移動時間や昼休み、会議の合間のヒマつぶしにも最適ヨ!)

“マセラティクアトロポルテⅥの作られ方” への10件の返信

  1. 見ました。「イギリスの調査によるとマセラティの官能的な排気サウンドで女性の性欲が100%向上する」とかなんだそれ、はさておき、液状ガスケットをロボットで正確に塗る!ってのは古いんですね。
    燃料タンクは私も少し気になりました。将来交換できるのかなあって。
    やはりビトルボ期マセラティの方が修理のしやすさで上ですね!
    高年式マセラティが安いのには訳がある。
    最近のオーナーはそこまで愛さないでしょう。
    こういう可哀想なクルマたちは一体どこに行くんでしょうか。

  2. 動画、眠くて飛び飛びで見ました。
    明日じっくり見たいと思います。
    クアトロポルテⅥ、ボディサイズが大きすぎて(ワタシにとって)マイナス要素です。

  3. あれだけ普段大変な思いをしているビトルボ期の方が、まだ生きながらえ易そうとは、、
    後先考えてない近代化とか、ビトルボ期からのお家芸といえばお家芸とも思いますが、その趣旨が違うような。
    「かっこよきゃいいじゃん他に作り方わかんないしー」と、「お客様10年で買い替えるのが今時ジョーシキっすよ」か。

  4. 動画見ました!すごく楽しくて、面白いですね。クランクの設置はロボット作業なんだと驚きました!

    1. ↑「刈谷のT」さん、御指摘に心から感謝しております。まぁ、真夜中に老眼GGIが動画を観てるんでお許しくださいナ。いずれにしてもヘッドカバーガスケットを液体で(あたり面にはガイド溝も無いように見えましたし)定量的に塗布するのは、通常の人間には至難のワザだと思いますが、如何でしょうか。当ブログ読者の方々には、訂正申し上げます。スミマセン。

      1. おっしゃる通り、人力で液体ガスケットを塗布するのは容易ではないと思います。正規の整備手順がどうなっているのか、謎ですね。

        ちなみに、同時期のクアトロポルテVIのディーゼルV6も、
        https://www.eurospares.co.uk/Maserati/Quattroporte_M156_(2014_onwards)/QTP._V6_3.0_TDS_250bhp_2014/PartDiagrams/004/RH_CYLINDER_HEAD
        ガソリンV8も、
        https://www.eurospares.co.uk/Maserati/Quattroporte_M156_(2014_onwards)/QTP._V8_3.8_530bhp_2014/PartDiagrams/004/RH_CYLINDER_HEAD
        ヘッドカバーガスケットは普通のガスケットなので、なぜF160だけが液体ガスケットなのかも謎です。F160の親戚(?)であるクライスラーのPentastarもヘッドカバーガスケットは普通のガスケットなのに……

  5. 後出しコメント:クアトロポルテVIは、でかいから、日本では諸々大変というイメージしかないです。まああれが最後のクアトロポルテですから。今後貴重になるのかな⁈

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です