そもそもが”ショーもない設計”の場合・・・


 本日のメカトリエ界隈は、早朝が1℃で、日中は(プレハブ小屋の中では)22℃を超えてしまうと云う、「ココってアフリカなの?!」的な寒暖差でした。コレっだけ朝昼夕の気温差が出ますと、きっと古傷をお持ちの方々は、アチコチがイタくなっちゃうコトとは思いますが、どうぞ、こんな時期こそ養生して御身を労わってやってくださいね・・・

昨日に引き続き、本日も「横浜のY」さん号を俎上に・・・
左側リアドアも・・・
・・・そして右側のリアドアも、従来あんまり開けた形跡が無いコト自体が奇跡。
画像の右側中央にある三角形のところもサービスホールなんですが・・・
右ドアも左ドアも、オリジナルのシーラー固め(画像中央左)となったまま・・・
右ドアのウインドーレギュレーターには、チューブ根元に少々のクラックが発生。
左側のドアは、ウインドーを全開にいたしますと・・・
いっけん、チューブの根元にはナンも問題が無さそに見えますが・・・
ドアウインドーを全閉にいたしますと・・・
本来一体モノのチューブが駆動機構部分と生き別れ(泣笑)になってしまいます。
でもね、ピンチはチャンス!そっから高級グリスと高性能浸透剤が入れられる。
斯くて、右側も左側もキチンと動作するようになりました。
実は、途中でチューブと駆動機構部分を接合しようと試みたんですが・・・
こんなにシッカリと食い込んでるのに、閉動作の一撃でハズれちゃったんです。

 ↑もうね、そもそもの設計が間違ってるモノは、新品Assyへの交換以外には、どーやってもパーフェクトには直せません(泣笑)。ところで、クアトロポルテⅣのリアウインドーレギュレーターの場合、新品よりも、チューブがモゲちゃった方が動きがスムーズになっちゃうんです(笑)。もう、いっつも不条理の極みだナと思いつつドア内各部の修理と調整にトライしています。知的(痴的?)好奇心をくすぐるナァ。

 それじゃー、また明日。

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“そもそもが”ショーもない設計”の場合・・・” への6件の返信

  1. >クアトロポルテⅣのリアウインドーレギュレーターの場合、新品よりも、チューブがモゲちゃった方が動きがスムーズになっちゃうんです(笑)。
    奥が深すぎ…もしかしてこっちが正解の設計?
    いやそんなはずはないはず
    設計した人がみたらはなんていうでしょうかね。
    「ノン・チェ・プロブレーマ(問題ない)」の予感

  2. これら作業、他店では絶対にやらないでしょうね。
    いや、やれる技術を持っていないでしょうね。
    ただただ頭が下がる思いです。

  3. 新品よりも動きがスムーズになる、、マイクロデポさんの今までのご経験と技術、素晴らしいですね!

  4. やはり動くオブジェは美しい。

    クアトロポルテlVとギブリllとスパイダーZAGATOの3台持てば人生「アガリ」ですね。

  5. 世の中は、不条理だらけ。
    しかしながら、マセラティの設計の不条理を担保するのがマイクロ・デポさんの技術力で。
    不条理な設計を考察する、は、まさに痴的いや知的好奇心の為せる業であり。
    うんこちんちん(byカトちゃん)
    たこちゃん「万吉さんは、いつも一言余計ですから(泣)!」
    いや、たこちゃんもカトちゃんも、尊敬しておる次第・・・
    (;・∀・)

  6. 後出しコメント:このマセラティビトゥルボウィンドウレギュレーター問題はいつもたこちゃんを悩ませますな。なんか抜本策はないのか?ぼっ壊れたら新品に替えるのも不可能だろうな。

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