まー、こんなハナシをね、中学生の時に因数分解がまったく出来ずに高校受験がウマくいかなかったようなワタシが論ずるのも可笑しいんですけども、この旧車道を通算30年以上経験してきて思うコトは、「自動車に惹起するトラブルの明解な解決法」と云えば、表題にありますように「論理的な思考+経験則」でしかないと思っております。クルマに於けるトラブルシュートって、まずナニガシかの症状が出ている場合に、「コレが原因では?」って推論を幾通りか挙げた上に、ソコからは鉛色の(因数分解が出来ないような:笑)自らのノーミソを使って、一心不乱に「脳内フローチャート」を書き上げるところから始まります。
で、ソレがメカニカルなトラブルなのか、電気的(電気信号的も含む)なトラブルなのか、あろうコトか“合わせワザ”(複合的なトラブルってコトっす:笑泣)なのかを見極めるのもヒジョーに大切なんデス。
ワタシが思うに、方程式ってのは、ドコかのエラいヒトがドッカの段階で発想(推論も含む)して、ソレをウラオモテ縦横に検証した結果として、どのように逆算しても矛盾が無いモノとして生み出されたモノ。
仮に、量子コンピューターなどの超高性能なコンピューターが完成されたとしても、解決すべきモノゴトが複雑になればなるホドに、その“方程式”なるモノに、どのような数値を代入するかと云うコトが重要になってくるように思うんです。今話題の“生成AI”ってのも、まさにそのような、全世界からインターネット上に発信されている“経験則”を、“とある(問題解決法の)方程式”に代入するコトに拠って“完全なる正解”、若しくは“より良い解決法”を導き出すモノだと勝手に思ってたりします。
近頃のワタシは、食いしん坊なるがゆえに「コレ最初に(勇気を以って)喰ったヤツって偉ぇーよナァ」っと、頻繁に口にいたします。“コノ品物が喰える(若しくは喰えない=アノ世に旅立つコトを意味する:泣笑)”ってコトを我が身を賭して証明してみせた先人たちには畏敬の念を禁じ得ません。ワタシゃ、ウナギ・キクラゲ・舞茸・ウニ・納豆などなど、パッと見は奇怪な(笑)喰いモンが好みだったりするんですが、先人たちが遺してくれた“経験則(安全性の確認と美味く喰うための調理方法)”があればこそ、安心して美味しく喰えるコトに心から感謝しております。一方で、ハナシを聞いたダケでもおそましいドリアンとかクサヤとかシュールストレミング(発酵したイワシの缶詰→缶が破裂するホドにスゴい発酵度合らしい)とかは、お好きなヒトには大好物なんだろうケド、「ソコまでのドロヌマにまで踏み込むこたぁなかろう」と思うチキン野郎のワタシも居たりします。ドロヌマ=マセラティ(笑泣)?!
例えば一番わかりやすい例として我が国の誇るトヨタ車が在ります。戦前からの長い歴史と、超膨大なマンパワーとデーターベースに、加えて日本人に独特な勤勉さと生真面目な感性を併せ持ったがゆえに、宇宙一の信頼性(笑)を獲得するにいたったワケです。コレなどは、“経験則の集大成”と云えるワケですね。その一方で、たとえドコの国のドノような製品であっても、所詮少量生産の製品には、膨大なデーターベースの蓄積などは望めないワケです。往々にして天才のヒラメキ(ソレはソレで芸術的な魅力に満ちるんですが)だけでロジックが形成されていたりするんです。そんな脆弱な土台の上に構築されたモノですから、ある意味で不真面目。信頼性とか安全性などは、ハナっから二の次であるのは云うまでもありません。まったく工業製品としては不適格と云うしかござんせんね。でも、そんな製品がこの地球に生まれ出で、そんなクサヤみたいな味や香りに惹かれてしまった人々を救済する使命を帯びたニンゲンが極く少数であっても存在する意義はあろうかと確信しています。
マイクロ・デポは非力ながらも、これからもその一翼を担えるように精進してまいろうとは思っておりますが、あんまり重たく考えたりはいたしません。解決方法は必ず宇宙のドコかに存在すると信じて、「小さなコトからコツコツと(By西川きよし師匠)」の精神で突き進む所存でゴザイマス。御共鳴頂ける方々のお越しをお待ちしておりますヨ!
それじゃー、また明日。
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御共鳴メンバー=ホルモン月例会メンバー(笑)。
そしてダメ男の集いメンバー。
デポさんから購入すると、楽しい事も待ってます。
僕はクサヤなのね〜(笑)
脳内フローチャートって、まさしくその通りだと思います。マイクロデポさんは、やはりかっこいいです!
中学校の方程式より、小学校5年生の算数の方が難しいと思います。
方程式的要素も確かにありますが
それよりも知恵の輪的要素の集積として素人は白旗でして…
どうやって組んであるんだコレ?
ってのが山のようにあって、素人はイジリ壊ししてしまいます。
もちろん、現代では便利なインターネットで調べることはできるのですが
それでも知恵の輪に頭を悩ませることが多々あります。
コレをなんでこんな風に作ったのか
スゲーなorザケンナ
ってのが自動車の醍醐味でしょうか?
これに比べれば
生成AIとか非常に軽薄に思ってしまいます。
(平気で間違い回答しますしね)
今回のブログはまさにマイクロ・デポさんの原点を物語っており、懐かしくもあり、新鮮でもあり。
このブログが始まる前ですから、おおよそ20年チョイ前、マイクロ・デポさんのホームページを見つけて、たこちゃんの文章に感銘した若き日の自らを思い出した次第。
たこちゃんの文章を読んで、このお店なら間違いない、と確信した、あの頃の自分を再発見。
そして、その想いは今でも変わらず。
岡本和久先生を人生の師匠として尊敬しておる次第。
たこちゃん「その恰好で褒めるんじゃない(泣)!」
論理的な思考+経験則=クルマの問題解決ってだけではなく、いろいろな場面での問題解決に繋がりますね。