ウラから診て、初めて分かるコト。


 今日のメカトリエは、氷点下にこそなりませんでしたが、朝から晩まで強い北風が吹き荒れる中、昨日の続きで場内のシャッフル作業を行っておりました。一方の練馬デポ本社では、昨日のウチに陸送で運ばれてお預かりしている「市川のO」さん号をリフトアップして、各部をチェックする作業を行っておりました。その下回りを診てみましたら・・・

マセラティスパイダーザガート後期型(「市川のO」さん号)をリフトアップ。
オモテはスゴい強風なんで、シャッターを閉め切っての作業です。
画像手前が前方側ですが、エンジンオイルパンの先端が削れています。
後ろから。ラックブーツから漏れたデクスロンⅡDが排気管に伝わったシミ・・・
トランスミッションオイルパン周りにも、デクスロンⅡDの雫が見えます。
どのあたりから滲んだり漏れたりしているのかを精査します。
画像中央上部ニュートラルスイッチ基部と、オイルパン自体のパッキンからか?
タイヤのオモテ側。溝に沿って分かり難いですが、深い亀裂が見えております。
ウラ側。サイドウォールの深い亀裂は空気圧不足で長期間経過すると発生します。
欧州銘柄のタイヤには、経年変化が顕著に見られるモノですから、皆さん御留意を。

 ↑たとえ新車で手に入れたクルマだといたしましても、とりわけソレが欧州車である場合、10年も経てばアチコチに問題点が出て来るモノです。特にゴム状弾性体で出来ているガスケット類、シール類、マウント類、ハーネス被膜は、刻んだ走行距離の多寡に関わらずに経年劣化をいたします。ゴムと云えば、もっとも質量が多いのが云うまでも無く“タイヤ”であります。かなーりムカシのコマーシャルに「タイヤは命を乗せている」と云う名キャッチがありましたね。とりわけ欧州製銘柄の場合には、走行距離に関わらず5年経ったら“即交換”と心得たいモノです。

 それじゃー、また明日。

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“ウラから診て、初めて分かるコト。” への7件の返信

  1. 「とりわけ欧州製銘柄の場合には、走行距離に関わらず5年経ったら“即交換”と心得たいモノ」その通りですね。
    タイヤ4本一気に交換となると高額ですが、消耗品と割り切りたいものです。
    交換すると気持ちいいですし。

  2. またまたご面倒をお掛け致します。
    タイヤは即交換いたします。その他のパーツも入手困難になっている事と思いますが、マイクロ・デポがないと生存できないクルマですので、どうかどうかよろしくお願い致します🙇

  3. 昨年パンクを2回経験し、タイヤの重要性を再認識しました。
    今年は値上がりも更に進むでしょうから、早いうちに手を打った方が良いかもしれませんね。

  4. タイヤ同感です。やはりみなさん車をすごく大切にされていて素晴らしいですね。マイクロデポさんの車はみんな喜んでいると思います。

  5. デクスロンⅡD高品質ATFですね。
    血の滴りに見えちゃいます。
    目指すは徹底完治

  6. 10年以内のスパンで交換が必要な部品は消耗品のイメージですが。
    20年以上経過したクルマは、かなり多くの部品が消耗品になりそうで。
    古いクルマを綺麗に、機能的に保つ事は大変な労力です。
    マセラティならぱ尚更で。
    それを実践されているマイクロ・デポさんは素敵なお店です。

    では、これから北陸旅行に行ってきます。

  7. 後出しコメント:確かにゴム製品の劣化は早いですね。対経年劣化対策ゴムができないかな?!

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