一縷の望みにゃ賭けてみたんだケド・・・


 まぁね、ニンゲンってモンは、とにかく、ナニかとヤッてみるのが大切。ダメを承知でもね・・・嗚呼、コレぞ青春って感じだナァ(笑)。いつまでも、せめてココロの方ダケでも若々しく瑞々しい状態を保っていたいモノです。本日は「土曜日の助っ人」さんとワタシの奮闘記ヨ。

一昨日の木曜日・・・
「成田のM」さんが入れてた三軒目の整備屋さんから、運ばれてまいりました。
「ああ、行っちゃった・・・」
で、本日は「土曜日の助っ人」さんがいらしたんで・・・
早速、見解を伺うコトにいたしました。
そもそもオルタネーターベルトが切れて切れて仕方がないと云うのが始まり。
既に、タイミングベルトカバーはハズされておりましたが・・・
やっぱ、タイミングベルトはブッチしてた(ワタシゃ、こんなの初めて見た)。
まずは、クーラントをラジエターから抜きまして・・・
そのついでに床下を覗いたら、ステアリングラックもイッてましたわ(泣笑)。
ラジエターアッパーホースをハズし・・・
同じくロワーホースも抜きました。
タイミングベルトテンショナーを万力で挟んでストッパーピンを差し・・・
再び定位置付近に仮留めいたしましたが・・・
プーリーの動きが渋かったんで、ハズして見れば、軸表面が腐食。
さぁ、ココからは秘蔵(笑)のSSTが繰り出され・・・
マイクロゲージを装着してのトップ(上死点)出し作業をば。
続いて、念のためにタイミングベルトプーリーもハズそうと・・・
過去に施されたマーキングがズレてるのを発見しちゃいましたんでね・・・
・・・で、ハズしてみましたが、半月キーは無事でした。
元通りにプーリーを締め込みましてね・・・
・・・ココでもSSTが大活躍と云うワケです。
同じプロセスで、反対側(右バンク)のプーリーもハズしまして・・・
やっぱ半月キーは無事だったんで、ロックタイトを塗って元通りに取り付けました。
タイミングベルトカバーの取り付けボルト穴が全部欠損してたんで・・・
クーラントが完全に硬化している(泣笑)ドナー車から拝借するコトに。
さぁ、ここまで来れば、エンジンが掛かるカモと・・・
しばらくクランキングを続けましたら・・・
撮影しているワタシを目がけて「ファイヤー!!」が・・・「あ~ビビった!」
ガソリンがダメっぽいんで、ソレを抜くためにホイール取ったら、ナット留め仕様に改変されてるのが判明。スペーサーも入ってるんで、このためにスタッドボルトをハブ側に立てちゃったんでしょうかね。
で、簡易的な試験の結果、2番・3番に圧縮が無いコトが判明。「あ~あ!」

そんなメカトリエの土曜日でしたが、一方、練馬のデポ本社では・・・

「えびしま@おおむら」さんの格さん号の下回り仕上げ&再々チェック。
前後ともに、ブレーキローターがドリルド&スリット入りになってますね。
エキゾーストパイプに耐熱塗装を施しましてね・・・
アンダーカバーの装着で、下回りは完成デス。

 ↑あー、ドーニカ初爆が来るところまでは漕ぎ着けたんですケドねぇ(泣笑)。「アイドリング状態でタイミングベルトが切れた」との御申告だったんで、まずは、「ドーシテそんな低回転で“ブッチ(大泣)”したんダロ」ってところの検証から始まり(オルタネーターベルトが先に切れて、ソレがタイミングベルトに噛み込んだか?!)点火系統の検証(イグニッションコイル・イグナイター・スパークプラグ・TDCセンサー・カムシャフトセンサー)、バルブタイミングの検証、燃料系統の検証(フューエルポンプ、フューエルポンプリレー)、しまいにゃ「ガソリンが劣化してるよナァ(かなーり馨しいニホヒ:泣笑)」ってハナシになって、フューエルタンク内のガソリンを下から抜いて、新しいガソリンを入れて回しても、初爆のアトが続くコトがありませんでした。どうも、右バンクの2番&3番シリンダーのバルブが曲がってて圧縮が無くなっちゃってるようでした。次回はコンプレッションゲージを用意して、精査してみよーと思っとりますです、ハイ。「土曜日の助っ人」さんとワタシに、お励ましの御言葉を・・・「ド疲れさん!(笑泣)」

 それじゃー、また明日。

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“一縷の望みにゃ賭けてみたんだケド・・・” への7件の返信

  1. あー、ホントに大変そう!
    匙を投げないというの事を本当に尊敬しますヨ。
    ワタシは助っ人(ヨメ)と神栖で戦っておりました。

  2. これはこれは重度のギブリII。
    ここまでの重度は珍しいです。
    道のり険しいですが、たこちゃんに土曜日の助っ人さま、二人三脚で頑張って下さい。

  3. ド疲れ様です。
    マーキングのズレから察するに、整備ミスが原因でバルブまで逝ってしまった感じなんですかね。
    それにしても壮大なトラブルシューティング
    ほぼエンジンオーバーホールですね。

  4. ああ、エンジンルーム内が化石になっております。
    この個体は、「ノットフォーセール・フォッシル」(敬愛する分島花音さん作品)
    https://www.youtube.com/watch?v=jbChoFj0Q6k

    この個体がフォーセール・ギブリⅡに生まれ変わる事を願って。

    SSTって、スペシャルなスピニングトーホールドかと思いきや、特殊工具だったのですね。
    どちらも必殺技である事は間違いなく。

  5. 読み始める前に、写真をパラパラと繰ってみて、「写真の色とんじゃってるけど、ギブリさん!?」と度肝を抜かれました。
    ギブリさんではないギブリIIでしたが、大変なご苦労をおかけしますが、一台でも多くのギブリIIが路上をブイブイいわせられますよう、宜しくお願いします(ペコリ)。

  6. 後出しコメント:色々いじられて困り果て、メカトリエに行き着いた、ビアンコギブリ2。なんとか直ってもらいたいですね。

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