ステキな街、笠間を再訪!(その6:完結篇)

 ちょうど一週間前のデキゴトを思い出すのって、かなーり忘却の彼方なんで、結構なコンジョーが要りますネェ(笑泣)。日常的にクルマで動き回ってる距離がスゴいんで、いつも「今日って何月何日何曜日?」と自問してないとワケが分からなくなっちゃいます。笠間からつくばへ帰る道すがらに立ち寄ったダケの桜川市真壁(旧真壁町)が、意外にもボリューム満点でしたんで・・・

旧真壁郵便局の内部に入れとボランティアの御説明オヂサンが宣うんで・・・
入らせて頂きましたら、コレが結構興味深い。「恩給」の文字見えます?
「電信電話」って響きも懐かしい。郵便番号が生まれた時代のステッカーもね。
ウラに回ると、小学校の教室椅子みたいなのが置いてありますが、こりゃパチだナ。
コレが私書箱ってモンらしい。大きくて秘密のモノ(笑)は入らないのヨ。
「二階にもアガってみてください。」「あ、ぜひ・・・」
と、ステキな雰囲気に浸りつつ・・・
・・・急勾配を、頭上注意で上がります。
「わぁ、結構広いんですね」
ワタシの場合には、どーも、ディテールの方に目がいくモンで・・・
「ああ、この金具が激シブだぁ」なんてコトばかり。
隣の屋根瓦についての説明も聴いたケド、なんも覚えてないモン(笑泣)。
真壁郵便局の為替印(上)と振出日付印だそうです。
コレが真壁郵便局の来歴説明書き。歴史はチョー旧い。
ソコで解放されるのかと思いきや、たこヨメがツカまってるわ(笑泣)。
「昔の建物ですから軒が低いんで触れますから・・・」「あ-、届かなーい!」
という物件は、かつて本屋さんだったのかしら。
その脇にナニか在るらしい・・・
確かに、壁には等間隔でL字型の金具が並び、ソコに木っ端が載ってます。
上の方も、そうなってるみたい。
コレは、木っ端をハズすと壁が一気にハズせる工夫で、延焼防止対策なのだそう。
「ごめんくださぁーい、カワシマさんいらっしゃる?」とナゼか用品店内を抜け・・・
当主のオジーチャンまで出てきてくださって、その庭に在る文化財の説明開始。
東日本大震災時に瓦が破損。三州瓦しか入手出来なかったんで、本来のツヤと違う、と。
ココにも、件の壁抜きギミックが。
見学が済めば、フツーに居住空間を通って・・・
・・・用品店の中を通って戻ります。
対面には、現在営業中の川島書店。カワシマさんの御一族ナンでしょうね。
まだまだ連れてかれてる(笑泣)。
ヒサシがなだらかな曲面を描く工法の説明があったケド、詳細は忘れた(笑)。
チョー気合の入ったお医者さん家に目を奪われている間に・・・
・・・次々と説明が進んじゃってる(笑泣)ようです。
ココもキッチリ文化財。
コノ建物は・・・
この真壁周辺で作られた瓦が残ってる(ツヤが無い)との説明がありました。
この蔵は、コレから修復作業が始められるとの由。
扉開口部が三段になってるのは、耐火構造なのだそう。
コッチの扉も、そうなってるし・・・
・・・斜向かいの蔵も同様でした。
その隣に・・・「あ、最初に目にツイたヤツだ!」
ガラス窓が、やっぱイイ風情。
「茨城県 収入証紙 売捌所」
コチラには「鶴屋本店」ともあります。
懐かしい電電公社のマークの右には「真壁3」と。1960年代っぽいプレート。
「PHONE 真壁 MAKABE 3」コリャ戦後スグっぽい。
「話電(笑) 3」・・・コリャ戦前のデスね。若い数字の電話番号は老舗の証。
とーぜん、コレも文化財。
いかにも旧市街地の中心と云った雰囲気なんで・・・
「N○Kさんは、必ずココからこんな風に撮って行きますヨ」と。
電柱の横には、「真壁町道路元票」の石標。なるほどね。
ああ、ココも興味を持ってた物件・・・
・・・その来歴。
旅館業は現役。ちょっと泊まってみたいモノ。
コチラは、工場のようですが・・・
造り酒屋さんか・・・
右手のずぅ~っと奥まで塀が続いてましたんで、相当大きな酒蔵です。
えーっと、コレは・・・
土生都で「はぶつ」さんと読むんですって。ぜってー読めねぇー。
続けて、流麗な高麗門を持つ邸宅・・・
なんと江戸時代には御殿医だった家系なのだそう・・・
ンなコトよりも、壁に貼られた切り抜き文字看板の方に興味を持つワタシです(笑)。
コレまた、立派だナァ。
もちろん、ココも文化財なんですが、この街にある建造物はこんなのばっか。
コチラの電話も戦前から在るようで、十三番と若い番号です。セコムしてます(笑)。
「この門構えがスゴいんですから・・・」「ほほぉ~」
ほぼ、お寺か神社の門に見えますが、ゴージャスな民家です。
「コレ乳金具って云って、金具の数ダケは養えますヨって意味なんデス」
貧しい人々に施しが出来ますヨってコトか。だから神社や寺にツイてるのね。
このお宅の門には、相当な素封家だったのか、いっぱい付いてますね。
元役場職員であったボランティアの説明員さんには御世話になりました(感謝!)。
写真館の御夫人から頂いたステキなカードが真壁の土産。ホッコリしてますヨ。

 ↑ンな感じで、足掛け一週間に及んだ「たこちゃんズ一泊一日笠間への旅」篇も、コレにてオヒラキ。今週の休日は比較的おとなしくしてたケド、また次の日曜日あたりにゃドッカ行きたいナァ(懲りてない:笑)。

 それじゃー、また明日。

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“ステキな街、笠間を再訪!(その6:完結篇)” への6件の返信

  1. 郵便番号が生まれた時代のステッカーに電電公社のマーク、懐かしい。
    昔切手集めが趣味だった頃を思い出しました。
    真壁、確かに見どころ満載です。

  2. 旧筑波鉄道が出てくるかと楽しみにしていたのですが・・・
    これはこれで見所満載で楽しめました。
    春日町にも門の立派な旧家がありまっせ。

  3. この写真の門構え、時代劇のドラマでよく見ます。電話番号3番など、歴史はすごいですね。

  4. おおっ、貴重な体験ですね。
    真壁って、全く知らない土地だったのですが。
    まさに昭和日本の原風景。
    ノスタルジアなデジャヴ感覚、素敵💕

    ワタクシメ、たこちゃんに感化されて2週間前に実家の倉庫に残された祖父のスライド映写機と35mmスライドを自宅に持ち帰り、余暇にはひたすらその清掃作業に没頭。
    昭和30年代の画像が復活した暁には、家族親戚一同にお披露目をば。

  5. ボランティアガイドさん。
    完全にプライベートガイド状態ですが
    なんとなくお腹いっぱい感伝わりました。
    とにかく見どころが多すぎて大変でしたね。

  6. 真壁が川越のように文化財目当ての観光客で埋まることはないかもしれないけど、貴重な財産を町ぐるみで守るのは大切ですね。

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