ダメ男の集い、その原点。

 ここんところ、従来作って来た模型群を次々と修復し続けてるのには、ワタシなりに意味がありまして、今やアタリマエとなっている「ダメ男の集い」が、如何にして始まり、また、如何にして続いて来たのか、ワタシ自身が還暦を迎えた今の機会に、その原点(と云うのか、発足時の精神)を後発参入組の方々にも知っておいて頂きたかったという気持ちの表れなんでしょうかね・・・

今朝も、ピッチピチに水をハジいた、あひるんちょに乗って・・・
縣神社さまに参詣するところから始まった一日でした。
さぁ、今日もコレにイッてみっか・・・
想えば、この一式陸攻も10年以上前に作ったんだっけなぁ・・・
経年で自重に耐えきれずに、主脚が両方とも折れちゃってた(泣)んです。
同じ1/48スケールの海軍機である紫電改と比べても、こぉ~んなに大きいの。
・・・と、上の写真を撮るために、うつ伏せにしたダケでも片輪ズッコケ。
金属線入れて補強したんですケドねぇ・・・どーしたモンやら。
着地時には、最低でもコレくらいは踏ん張ってて欲しいモノですが・・・
このままでは、また元の廃棄処分体(泣笑)に戻ってしまうんで・・・
主脚の付け根に瞬着を流し込んで見ましたが、ドコまで保つやら。
さぁ、10時のオヤツは、昨日「ご近所のH」さんから頂いたカステラに。
いや、御本家様では「カステーラ」でしたね。
そして、コチラは分家の方。
本家の栞。
分家の栞。
分家カステラの焼き印・・・「松」の字がナンかヘン。
奥のが本家で、手前が分家のモノ。
あえて、薫りの強いアールグレイを舐めつつの比較品評会(笑)を開始。
まずは本家。シンプルで素朴な味わいは、南蛮渡来の現初の姿っぽい。
続いて分家。湿度が長崎カステラに寄せてあり、より現代風の食感。
さ、本題に戻りましょ。コレこそが、ダメ男の集いの原点たる機体。
ダメ男の集い発案者の「ひこうき班長」さんから最初に頂いた機体も経年で・・・
徐々に脆弱な部分から破損して行ったんで、ソレをひとつひとつ補修します。
そもそも、フル迷彩色の機体を拵えたのも、コレがワタシの人生初。
経年で、後にデカールが劣化するのを危惧して・・・
日の丸や「フムナ」のステンシルまでも、手描きしたモノでした。「あっ・・・」
ピトー管の先端が折れちゃってたんで、金属線で復元。
「ひこうき班長」さんからは、模型作りの参考用にと資料本までも賜ってました。
まさに、表紙口絵自体が、この機体の以前のマーキングなんです。
当時、調布に在った陸軍の第244戦隊所属、小林照彦大尉の乗機。
キャノピー下には、戦績を誇る撃墜マークも勇ましい。
・・・でも第三風防の後ろに生えてたアンテナが破損してまして・・・
本日、ソコの復元までには到達出来ませんでした。
垂直尾翼の必勝マークと撃墜マークはデカールだったんで変色してます。
本来在るハズのアンテナは・・・
「Hでございます」さん直伝(笑)のアンテナ製作方法で復元したいと願ってます。

 ↑そんな「ダメ男の集い」も、この夏に予定されてる「林間学校」で、いったい何回目となるのかなぁ。ココまで続いては来たけれど、その途中では、「小田原のM」さんと「Hでございます」さんダケが参加した(言い換えれば、しか御参加されなかった:泣笑)夏休みもあって、実際に「ダメ男の集い」が危急存亡の危機に直面したコトも在ったワケですが、そう云った意味では、この御二方こそ「中興の祖」なんですよねぇ。長く続けてるウチには、「ダメ男の集い」への新規御参加者も暫時増えてまいりますが、少なくとも初めて着想された「集い」の精神(「ダメ男の会」では無くて、あえて「集い」と称するのにコダワった「ひこうき班長」さんが唱えた高邁でニュートラルな感覚:「会」だと「会長」が生まれちゃうでしょ)が在ればこそ、ドナタもマウントを取るコトをなさらない、今どき珍しい集いを続けられているんだと想えば、着想者たる「ひこうき班長」さんの慧眼には感謝の言葉しかございません。もっとも、ワタシがそんなコトを云えば、班長さん御自身は「いえいえ、そんな大層なモンじゃありませんよ、ただただ社長と一緒に少年時代を偲びつつプラモが作りたかったダケですから」と仰ると思いますケドね。ですから、ダレも優位に立ったりしない今のカタチのままで変質させずに、これからも老若男女の皆さんと末永く・仲良く・楽しく続けてまいりたいモノだなぁと願っております。この感覚に共鳴するコトが出来る方々は、新規御加入大歓迎デス!

 それじゃー、また明日。

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“ダメ男の集い、その原点。” への6件の返信

  1. その思い、よく分かります。
    オーナーズクラブやミーティングなんかそう思いますが、やはりそのような組織には「会長」なる人が居て、その会長をヨイショする取り巻きが居て…。
    側から見てると辟易します。
    そんなもん会社だけで懲り懲りです。

    共通の趣味を純粋に楽しみたいからこそ、皆が対等であるべきだと感じます。

  2. たこちゃんの「ダメ男の集い」にかける思いがひしひしと伝わりました。
    ダメ男の集いの原点たる機体、初めて見ました。
    迷彩柄に日の丸や「フムナ」の手描き、すごすぎです。

  3. カステラは本店と本舗の…
    そしてダメ男の集いのいきさつ
    脈絡がないところがまたまったりしていていいですね。
    それにしても、プラモの出来栄えはすばらしいです。
    私、爆撃機は結構好きなんです。
    積みプラ(罪プラ?)がいっぱい…

  4. たこちゃんのダメ男の集いの原点のプラモが、迷彩柄の飛燕であったとは、、、
    私もいつからかダメ男にお誘い頂きまして、初参加のとき(いつだったかは失念しました)は、「小学生の時にお誕生日会に友人宅に呼ばれて、プラモ作ったよ」なんて感じが致しました。
    会でなく、集いというのが良いですね。

  5. いやいや、プラモデルのディテーリングが凄くて。
    一式陸攻にしろ、二式戦闘機・飛燕の小林照彦大尉にしろ、物語があるのです。
    そして、終戦間近の日本で、紫電改をはじめとする最新鋭機と熟練パイロットを集結させた、松山の三四三空「剣部隊」の物語。
    ロマンがありますなあ。

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