マセラティギブリⅡのドアミラー取り付け。

 今日は、久しぶりに晴れ空を見たように思います。天気はイイんだケド、朝から強風が吹き荒れて、処分したいゴミが山ホドも溜まってるんですが、コレじゃ“高速焼却炉(笑)”の出番がヤッてまいりませんわ。

昨日の晩、ブログ更新が済んだアトで「ディナーはカレーにしよ」と・・・
ホントはライスを入れずにナメるダケにしようと思ってたケド、歯がトレた(大泣)。
「今週は、下顎の歯がそっくり無い状態(大泣笑)で過ごすのかぁ・・・」
ワタシとは裏腹に、復帰後の“しろラムちゃん”元気いっぱいになりましたヨ。
結構な距離を刻んだところで新鮮なレギュラーを満タンに。コレでもう大丈夫だよな・・・
そのまま、この週末土曜日のミッション用にと、必要な物品を買いそろえ・・・
朝昼の食事用に、ゴクゴクかハミハミ出来る食料ばかり(泣笑)を入手して・・・
9時前にはメカトリエに出勤。今日も御山に手を合わせての一日が始まりました。
好天に見えますが、実際には朝からずぅ~っと強風が吹き荒れております(泣)。
「さぁ、今日こそケリつけるゾ!」と、組立作業を開始。各接点をさらに磨き・・・
ソコに接点復活剤(ウエットタイプ)を塗布して、万全を期します。
基盤の裏側を覗くと、こんな感じ。良く考え付いたよなぁ、このメカトロニクス。
基盤を載せてビスで定位置に固定した状態。
さらにフタとなる防塵カバーを、4本のビスで装着いたします。
首振り可動部のコアに向かって、強力な浸透潤滑剤を注入しておきましょう。
全周に亘って注入し、あふれ出た部分は拭い取りながら防錆剤とします。
首振り可動ユニットと鏡面動作ユニットを、3本のビスで締結し一体化します。
2Pカプラーの内部にも接点復活剤を吹いておき・・・
しっかりと差し込んだら、ツメとツメの間、所定の位置に収め直します。
いよいよ、ミラーケース内へ臓物を入れる作業に入ります。
右上に見えるケース内側から生えた板状部分に、中央に見えるダボを引っ掛けます。
キチンと位置決めが出来たら、ロワーカバーを載せて嵌め込みます。
取り付けるのはタッピングビスですが、ヤケに長いのとチョー短いのが在ります。
画像では上方が鏡面側でカバーの最も薄い部分。ソチラには必ず短い方を用います。
長い方は、こぉ~んなに内部に飛び出てしまいますんでね。間違えないようにね。
コレで、ミラーケース内へ機構部分を装着するところまでは出来ました。
あ、コレがさっきのダボがキチンと嵌った状態ね。コレで上方の固定が完了デス。
バラした時には、識別のためにマーキングをしておきましたが・・・
コードが短いんで、繋ぐのは結構たいへんでした(ろーがんだから:泣笑)。
ミラー土台を留める“カエルの足型スプリング”は、予め片側ダケは掛けておきます。
鏡面を臓物に向かって「パクンっ!」と定位置にキメたら、もう片脚を・・・
中央の奥にボヤけて見えているのが、両足先を所定位置に引っ掛けた状態です。
この段階で、鏡面が臓物としっかり結びついているかを入念にチェック。
結構な頻度で、くっついたフリ(笑)をしてる場合がありますモンで。
鏡面の裏側からも指先を突っ込んで外側にロードを掛けます・・・ダイジョブねっ!
あ、コレも意外と忘れやすいヤツ。
「コレでヨシ」っと。工程数が多すぎてアタマが回らんヨ(トシあるね:泣笑)。
残っているのは、長いビスが一本と短いビス二本。
コレで、ドアミラーベースとの締結も完了デス。長い一本が画像右側のヤツね。
左側(運転席側)ドアミラーAssyのハーネスをボディ側と繋ぎます。
右側(助手席側)も、同様に。
まずは左側。「実験開始!・・・うぃぃぃぃぃん、パクン!」はい、閉まったぁ!
「うぃぃぃぃぃん、パクン!」はい、開いたぁ(喜)!
右側(助手席側)の閉状態。
同じく開状態。ホントは左と右が、スイッチの操作と同時に動いてるんですケドね。
動作確認が済みましたら、いよいよボディへの装着作業と相成りますが・・・
抜き取る時には、テコでも抜けずに、切断したカプラーも・・・
入れる時ゃツルンと入るからシャク。ハーネスは穴を通しちゃダメだったよな・・・
こうして、ドアストッパーと干渉して噛み込む可能性があるからダメなんです。
ハーネスを入れたら、インシュレーターを指圧で押し込みますが、コレ結構難儀。
左右のドアミラーを仮組みし、再びの開閉試験をば・・・
「うぃぃぃぃぃん!」はい、閉じた。
「うぃぃぃぃぃん!パクン」はい、開いた。「パクン」と定位置に止まるのも大切。

 ↑他の作業を行う合間に断続的に進めて来たドアミラー開閉機構の修理も、ようやくココに来て、折り返し地点を通過した感じです。ゴール直前には、まだ難所の“最終コーナー(泣笑)”的な作業も残されておりますんでね、ドーニカ巧い具合に進捗いたしますようにと願いますヨ。

 それじゃー、また明日。

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“マセラティギブリⅡのドアミラー取り付け。” への8件の返信

  1. いやいや複雑過ぎて、ついていけません。たかがドアミラー、されどドアミラーです。最近の新型のドアミラーは色々装備がついていて壊すとめちゃ高いようですね。
    ギブリIIのドアミラー格納不全修理も折り返したのですね、もうゴールしたのかとおもいました。後少し宜しくお願い致します。

  2. 四半世紀前のものや30年以上前のものも…
    そりゃ可動部は不具合でてもおかしくないですね。
    これをしっかり直せる人がいるというのは頼もしくありがたいものです。

  3. ギブリⅡ電動ドアミラーの取り付け作業、お疲れ様です。
    内部構造が複雑なんですね。
    ドアミラーと格闘するたこちゃんにアタマが下がります。
    このギブリはなかなかの御洒落さんでありまして。
    渋い外装色に華やかなアイボリーの内装、とっても素敵。

  4. 写真を撮りながらの作業、ありがとうございます!繊細な作業、拝見させていただけて嬉しいです。すごいです。

  5. たこちゃんの器用さに脱帽。
    見事な電動ドアミラーの復活です。
    とっても頼もしいです。

  6. さすがイタリア人、メンテの事などお構い無しで🚗を開発する精神。ある意味、だから魅力的で、壊れるけど、なんだか憎めない車作れるんだよな😂

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