・・・って、いきなり云われてもねぇ(泣笑)って感じでしょうけれども、石岡は茨城県に在る小都市のコトで、タローの方は犬の名前デス。ワタシが小学校を出る頃から、中学生になった頃だったと思いますが、亡き親爺が原野商法マガいの口車にチョクチョク乗せられて、中途半端な場所にある分譲地(泣笑)みたいなのをアチコチに持ってた時期がございまして、時々その土地土地に生い茂った雑草を家族総出で抜きに行かねばならぬと云う、極めて気乗りしにくいミッションに駆り出されておりました。そのような中のひとつに石岡が在ったため、今でも、石岡と聴いてウキウキする気分にゃ到底なれないくらいトラウマティックな地名デス。とにかく、常磐自動車道も東京外環自動車道も無かった当時、ワタシの住む練馬から石岡への道のりは著しく遠く、いまだ葛飾区亀有までしか出来ていなかった環状7号線外回りを渋滞の中走り切り、亀有から国道6号線(水戸街道)に入って延々と(コレまた渋滞多し:泣)進む、と云った有り様でした。今でこそ、茨城県内独特の長閑な風景に魅せられているワタシですが、当時は耐え難いモノを感じておりましたね。つくばに仮住まいを設けてからも、茨城県内を色々とドライブする中で通過するダケの石岡は、市内の国道6号線では必ず渋滞しているイメージで、「なんなんだよ、石岡!ナニが在るワケでも無いのに・・・」と渋滞の車内で毒づいてたりしたモノなんですが・・・
↑ホントは、先週の月曜日と同様に、「とっとと帰って、ラピュタ阿佐ヶ谷に行って、映画観て、たこ焼き喰お!」と思ってたんですが、同館の公式サイト見たら「空調設備の更新で今日と明日は休館」との由。スッカリ映画な気分となっていたんで、東京への帰り道に立ち寄れる「USシネマちはら台」で、昼メシ喰ってからちょうど良さそうな時間に上映されるのはナニかな、と調べたら、この「石岡タロー」と云うヘンな題名のインディーズ映画に興味を惹かれての観覧になったと云う次第です。
そもそも、動物系の「おナミダ頂戴」映画にゃナンの興味もありません(むしろ苦手)でしたので、昭和中期の石岡を徹底的に再現するコダワリがドコまで映像に出せているのかダケが専らの興味の対象でしたが、子役の女の子と、お犬様の演技力が圧倒的に素晴らしいんで、不覚にもジワっとしてしまいましたのを白状しておきましょう(笑)。茨城県内のみで伝えられて来たと云う「忠犬ハチ公」的なハナシなんですが、ちゃんと石岡駅前にはブロンズ像も在るそうなんで、聖地巡礼マニア(笑)といたしましては、次にはソレを見に行くと云う積極的な石岡との関わりも生まれそうです。やっぱ、つくばからは近隣の街なんで好きになっておきたいですモンね。
ちなみに本日現在では、いまだ全国的公開までは展開されておらず、茨城県内のシネマコンプレックス4館と、千葉では本日ワタシが観たところダケ、そして静岡県は沼津のシネコンのみで上映されているようです。海外の自主映画祭では数々の受賞歴を重ねているようですし、全国公開に向けてのクラウドファンディングも成功している様子なんで、そのウチ皆さんの地元でも上映されるかも知れないデスね。ワタシも、ナニかの縁があって観るコトになったのかも知れません。
しかしながら、低予算であったコトを充分に弁えて発言しても、時代考証が雑過ぎるのは、この映画の主人公から5才ホド若いワタシの目から見ても明らかで、ソコは当初からPV映像を見て抱いてた懸念が払拭されてなかったと云う点でヒジョーに惜しい気がいたしました。もし、このブログを御覧になった関係者の方がいらっしゃいました(居ねぇーか:泣笑)ら、全国公開仕様では、ぜひブラッシュアップした情景改良版を作って欲しいと念願いたします。旧いクルマや二輪車の愛好家といたしましては、ただ単に旧いクルマやオートバイを「昭和の記号」としてダケの役割で登場させられるのを是とはいたしません。また、昭和38年生まれのワタシでも、東京練馬の小学校で2年生にアガった時、初めて真新しいスチール家具の教室机&椅子に感動したくらいですから、ソレが昭和40年の段階で、既にクタびれた状態で田舎の小学校に完備されているのも違和感炸裂ですし、何より、その小学校を含めた多くの市街地を写したコマに「サッシ建具」が使われた建物が無数に(しかーも、どアップで:泣笑)入っているのには、同時代を生きて来た者といたしましては、ガマンならないモノを感じました。
でも、皆さんこぞって観てください(笑)。ウォーリーを探せのように、時代考証の間違い探しをする楽しみ(?)が幾らでもありますし、何よりブローアップ改良版を作って貰うには、現時点での興行収入が不可欠だと思いますんでね。長じてから(45年後)の主人公を演じる渡辺美奈代嬢の美魔女ぶり(2007年時点で田舎に在る電器店の熟年次女が、ネイルテカテカでスタイリッシュ過ぎるのも如何なモノかとは思いますが)も我々より少しお若い世代の方々には楽しめると思いますヨ。ほとんどセリフは無いケドね(泣笑)。
どーです?ちょっと観たくなったでしょ(笑)。
それじゃー、また明日。
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確かに石岡駅にはハチ公ならぬ忠犬タローが居たみたいです。
2番線の発車メロディはこの忠犬タローをモチーフに作られた「ここで君を待ってるよ」なんです。
曲を知らなくてもジーンと来る神曲です。
ちなみに1番線はマイク眞木の「バラが咲いた」です。
これも神曲です。
「石岡タロー」予告編を見まして、いい映画と思いました。
確かにたこちゃん指摘の部分はご愛敬。
渡辺美奈代嬢の美魔女ぶりに納得(笑)。
ちょっと見たくなりました笑
行ってみますね!
旧鹿島参宮鉄道も出ているのですね。
そこも見所かと。あ、ワタシだけ?
動物泣かせる系は犬を飼っている身にはキビシイものがあるのですよ・・・
この昭和の旧車たちには興味津々で。
いやいや、楽しいのでありますが。
このレビューを拝見しまして「石岡タロー」だけはゼッテーに観ねえ、と心に誓った次第(笑)。
さっさと家に帰って、「MFゴースト」を観ねば。
ああ、この物語での人間関係・男女関係はクズで、ストーリーはどうでも良いのですが。
走りの描写はTVゲーム感覚で、安っぽいチュラチャラした80年代ユーロビート調のBGMもあいまって、チョー心地良ス💕
石岡タローは確かTVでやってましたね。
忠犬ハチ公的な悲しいお話。
映画になったのですか…
旧車大集合しているようなので、観てみたいなぁ
石岡タローは知らなかった。動物と子供が出演すれば、御涙頂戴でヒットするでしょ。全国ロードショーになるかな?!
高校時代には「利根くん、河内くんコンビ」の他に、当然「石岡くん」と呼ばれるミスター常磐線がいました。正直彼の言っていることは分からなかったです(苦笑)