幼稚園入園以前のキオクを辿る。

 本日は、20時過ぎまでドーニカ当ブログに画像をアップ出来ないかと悪戦苦闘しておりましたが、ドーニモ巧くイカないんで、久っさしぶりにテキストオンリーで勝負するしかない状況(大泣笑)となっております。まぁ、昨年の11月に還暦を迎えてしまったコトですし、このアトのワタシのノーミソは朽ちる一方だと思いますんで、満60才時点で現存する幼児期の極私的なキオクを書き記しておこうと云う次第デス。

 不思議なモノで、強く覚えている事柄って、楽しかったコトよりもツラかったコトの方が圧倒的な比重となってるモンですねぇ(泣笑)。物心が付いて最古の記憶は、2~3才の頃に、母親の実家が在った長崎の雲仙に行った時のコト。以前にも当ブログの旅行記でも書きましたように、雲仙には、その名も“地獄”と云う温泉が湧出しているエリアがございまして、ソコで売ってる温泉玉子(っつーか、半熟では無い茹で卵ですが)をイトコのねーちゃんに買って貰って食したアトに、雪印のバニラアイス(一番小さい赤いカップのヤツ)をネダって食べたところ、ハラの調子がメッチャクチャになりまして(大泣)、東京への復路がブルートレインの“さくら”だったんですが、その長い長い車中泊の間、ほとんど化粧室から出られなかったと云う過酷なモノ(ところで、メシ喰ってる方、大丈夫ですかぁ:笑)。その2才時分のワタシは、周囲が“神童(笑)”だと勘違いするよな御子様だったらしくて、当時住んでいた世田谷区下馬の下宿屋みたいな家から渋谷へ出掛けようモンなら、バスの沿道や電車の沿線に在る広告看板を片っ端から読み上げていたと云う伝説(笑)がございます。とりわけ得意ワザは“大正製薬”と“仁丹”だったそうで、ドチラも当時のテレビコマーシャルで見知ったモノを条件反射的に口にしていたんだと思います。渋谷には仁丹ビルってのがあったし。

 渋谷で思い出すのはガード下の不二家でして、ピンク色の柄とか小さなペコちゃんの絵が入った透明なセロファンに包装されたパイ(現在でも存在するホームパイの先祖)を必ず買って帰ったのも思い出深いナ。

 サスガに、生まれた時から2才時まで住んでいた下馬の家でのキオクは、後になって当時撮影された写真を見ても、一向に思い出されないのも不思議なモンですね。唯一つダケ憶えているのは、日本コロンビア製の“4本足が生えた”白黒テレビが部屋に置いてあったと云うコトだけ。

 その頃、我が家の自家用車(笑)は、トヨタのトヨエーストラック(二代目)で、僅かに遺された写真からも、ソレが事実だったコトが窺えます。ちょうど左右ヘッドライトの中間に、まるで可愛いオチョボ口の様な佇まいで室内通風用に開閉可能なベンチレーターが装備されていて、常に三人乗りベンチシートの中央席に座らされるワタシが、そのベンチレーターを足先でチョイチョイと蹴り蹴りして開けたり閉めたりを繰り返して遊んでいたのダケは鮮明に憶えているから不思議だよなぁ。

 皆さんは、その手の“キオク”、残ってらっしゃいますでしょうかね。

 それじゃー、また明日。

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“幼稚園入園以前のキオクを辿る。” への9件の返信

  1. 一番古い我が家の車の記憶は、日野ルノーでしたか。
    何かかんかで動かなくなっちゃちゃって、動かなくてもいいから庭に置いといてくれと親に懇願した記憶があります。
    そしてその後に我が家に来たのがスバル1100。あれには長いこと乗りました。

  2. 幼稚園入園以前の記憶、全くというほど憶えていません。
    思い出せるのは、幼稚園時代位からかなぁ。
    当時の家にあったテレビや電子ジャー、柱時計などは鮮明に憶えています。

  3. 私は小学校入学前の記憶がほとんどありません。
    2歳の記憶なんてすごいですね。

  4. 過去に似たようなコメントをしてるかと思いますが、物心ついた頃の実家のクルマはVWビートルでした。
    幼稚園入園以前の記憶になると、もうかなり朧気で。
    父が四国に藍染の修行に行っていた頃、初夏に家族で父の修行先に泊まりに行った記憶が。
    その際に記憶に残っているのは、広い畳の部屋で目覚めると誰もいなかったので、家族を探しに外へ出て小屋に入ったところ、皆がびっくりした顔でこっちを振り向いた景色で。
    いやまあ、どうでも良い記憶なのですが。

  5. 2歳の記憶はすごいですね!親はコロナに乗っていました。いつもコロナの取り扱い説明書を持っていた記憶があります笑

  6. たこちゃんの記憶力に驚嘆!
    私が2歳くらいは、上石神井辺りに住んでいて、3歳になる前に今の家に越したのですが、、上石神井での記憶なし!消去されたか、上書きされたか(泣)?
    小さい頃から、車好きだったのは、親から買い与えられた、車雑誌、カーグラか、モーターマガジンかをボロボロになるまでみていたということでしょうか。その雑誌にフェラーリかマセラティのレースシーンのモノクロ写真があり、それを今だに覚えていることかな、いつかその雑誌を見つけてみたいと思ってますが、、、

  7. この頃の記憶では片瀬海岸というのが生まれ育った地でありまして、毎日お紅茶を出してくれるお家があって、マーキュリークーガーというクルマがあって、片岡さんというお宅であったり、隣に住む叔父がコスモスポーツ買って、その後初代RX-7(緑のやつ)があったり、鵠沼寄りの方がZのオレンジの買って、僕が屋根に乗って怒られたり、毎回お料理やおやつに呼ばれていた家が「タッパー」売ってるとこでなんかのシボレーありました。

    結構凄い思い出です。

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