ワタシはただアウディTTロードスターのバッテリー交換をしたかったダケなのに・・・

 真冬もたけなわとなってまいりますと、そもそもヨワり掛けてたバッテリーは、一気に放電してしまうコトがよくあります。ここんところのメカトリエでも、旧いマセラティの場合にはマイナスターミナルをハズしておいたり、キルスイッチ装備車ではソレをOFFにしておいたりと確実に放電対策が出来るんですが、旧車と申しましても、ここ20年くらい前からの製造車(むしろマセラティに限らず)ともなりますと、ヘンにデジタル化をカマしてるんで、バッテリーを完全に放電させたり、ターミナルをハズしたりいたしますと、バッテリー新搭載時と同様のリセット作業が必要になってまいります。「デジタル化、サイテー!!」

「あ~、今朝も晴れちゃいるケド、ノボリが真横にたなびいてるなぁ(泣)」
まずは、モーニングコーヒーとタバコを手に入れて・・・
今日は、車輛の方をプレハブ小屋の前に動かして、ドアトリムの合わせをと・・・
ヨワったバッテリーを、まずは新品に交換してみようと云う次第デス。
「うわっ!コリャ見るからにダメそうだわ(泣笑)・・・」
「ぃよっこらしょ!」っと。
昨日用意していた新品バッテリーと並べると、外観形状がクリソツ。パチもんなの?
バッテリーを覆っていたインシュレーター(?)を拭き掃除。
昨日までのドアトリム製作時に使ってた、洗剤が良く染み込んだクロスはイイよ。
内側の文字が読めるレベルに清掃が出来まして・・・
コレで、まずひとつは完成デス。
樹脂製のバッテリーケース内部も同様に拭き掃除。ホコリがみるみる除去されます。
バッテリーをハズしてある時じゃないと、なかなか拭き掃除は難しいモノ。
隅々まで指先を突っ込んで、キレイに清掃いたしました。
「コレでヨシ!」
先にインシュレーターを入れておきまして・・・
その中にバッテリーを「スポッ」と・・・あれ?「スポッ」と、入らないゾ(泣)。
「アレ?バッテリー固定具が付いてる。と云うコトは留まってなかったってか?!」
でも、何度ヤリ直しても。やっぱ定位置に着陸してくれずに浮いてます(大泣)。
原因を発見。フランジ押さえの中央部にダボが在って障害物となってる模様・・・
ってコトは、バッテリーに生えてるフランジの中央部を削れってか?!
早速、昨日も使ってたリューターに砥石をセットして「きゅぃ~ん!」と。
作業途中で砥石のアタマがトンじゃって(泣)、アトはカッター攻撃で。
障害となってる部分の幅をカッターナイフ刃の先で測ります。
「ヨシ、これならOKでしょ」・・・ところが、コレでもダメでして・・・
う~ん、さっきまでは入らなかった奥のフランジには食い込んでるんだケド・・・
・・・手前にもトラップが仕掛けてあったのか(大泣)。
しかーも、左も右もかよ!「くぅ~(地団駄を踏む:泣笑)」
要するに、フランジを除いた総幅を規定するステーが生えてたと云うワケ。
「コイツはカッターぢゃ闘えん」と、久しぶりの大規模ホームセンターへ。
「メーカー純正品は高けぇーんだよなぁ・・・」
樹脂を豪快に削り取るには、こういった雰囲気のヤツが欲しいんだケド・・・
数本買ったら、スグに5千円コースだモンなぁ・・・
・・・と、ナヤんでたら、隣に福音めいたコーナーが在って、社外品セットを購入。
その帰り道・・・
ちょうどお昼となりましたんで・・・
「あーでもない、こーでもない」と脳内で作業段取りを考えつつメシを待つ。
・・・でも、既にエプロン掛けて、喰う気はマンマンなんですケドね(笑)。
ランチタイムの肉メニューには、スープとサラダが付いてまして、お得なんです。
そんな肉メニューの中で一番安いハンバーグ。ワタシゃコレで充分。
そーいや、“お作法”があるんだったナ・・・
まずは真っ二つから始めて、結局このアトは挽肉状態に(生肉イヤなの:泣笑)。
「ぎゅぃ~ん!」やっぱ、ハイスビットはイイねぇ。バリバリ削ろう。
と、こんな具合にフランジの一部を削り取りまして・・・
反対側も「ぎゅぃ~ん!」と。
カッターナイフでバリを整え、左右ともに考えていた通りに削り取れました。
「はぁ~、ようやく着地してくれたよぉー(喜)」
こんな感じで削っていたのは・・・
こんな感じで下から生えてるダボから、フランジを逃がしたかったから。
ちょっとボケてますが、意味分かりますよね?
先ほどハズしたバッテリー固定具と・・・
その締結ボルトをワイヤーブラシで軽く磨きました。
ハズす時にナメてるような感触してたボルト。ナゼかロックタイトが塗ってありました。
そんなボルトにも色を入れ・・・
同様に軽く塗装を入れた固定具とともに乾燥させます。
この固定具がまた、手ぇ突っ込めないところに入れなきゃならんので手首ザクザク(泣)。
固定具締結ボルトを締めて、バッテリー上部カバーを被せれば交換作業は完了!
ターミナルを繋ぐ前には、念のためドライタイプの接点復活剤で洗浄します。
反対側も同様に。
プラスターミナルを締結したら、ついでにコチラもハズし・・・
当たり面を磨き上げ、再度組み上げました。
「ああ、想えば長げぇ道のりだった(泣笑)・・・」
ついでにエンジンルーム内の全体にも、さらなる清掃を加えまして・・・
バッテリーをハズしたアトには、「リモコン開閉を3回」のオマジナイ(リセット)。
無事にエンジンは掛かりましたが、新たなる問題も噴出(大泣笑)。
「やっぱオレ、コイツにキラわれてんのかなぁ・・・頼むよぉ~!」

 ↑昨日まで復元作業を続けてきたアウディTTロードスターのドアトリムに、水切りモールを接着するための仮合わせ作業を効率化したくて、単にプレハブ小屋の前にヨコ付けしたかったから「アガってるバッテリーを新品に載せ換えてヤレ」と思ったダケなんですケド、まるで罰ゲームさながらの一日となってしまいました。どーなってんの、コレ。

 バッテリーをドーニカ交換したアトに、エンジンを始動させようといたしましたら、スターターは勢いよく回ったものの、軽い初爆のアトには、エンジンがウンスン云わなくなってしまいました(大泣)。「コリャ、イモビが効いちゃってるナ」と練馬の師匠に電話。「リモコンのキー、3回開けたり閉めたりした?ソレで盗難防止解除出来るヨ」「おありがとうございやす!サスガだ」・・・で、そのオマジナイ(笑)を実行してみたところ、なるほどエンジンは掛かりました。我らが領分であるマセラティクアトロポルテⅤ(5代目のピニンファリーナルック)ですと、バッテリー交換後には、トランクフードを3回開けたり閉めたりするのがリセット操作(いよいよオマジナイ:笑)なんだそうですヨ。

 それじゃー、また明日。

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“ワタシはただアウディTTロードスターのバッテリー交換をしたかったダケなのに・・・” への7件の返信

  1. 電子化も良し悪しというか、初期設定作業は、内容も多く大変ですね。作業お疲れ様でした!ボルトにさりげなく色をいれるところ、かっこいいです!

  2. 世のクルマの多くは、もはや単純にバッテリー交換ができない仕様で、いろいろと難儀ですね。
    にしてもバッテリーの台座はどうしてそんなことになっているのでしょうか…
    規格違いじゃなさそうですし…
    パチモンと思しき旧バッテリーはラベルから察するに格安再生バッテリーじゃないでしょうかね。

  3. これは大変な1日でした。お疲れ様でした。
    バッテリーケースにバッテリーが入らない、初めて聞く話です。
    交換後のリセット作業、取説がないと素人はどうにもなりませんね。

  4. 罰ゲーム的バッテリー交換、お疲れさまでした。
    まさかとは思うのですが、前のオーナーが1サイズ大きいのを無理矢理入れてた、なんて事はないですよねぇ。

  5. バッテリー交換するのに、あちこち削って加工しなければならない、だなんて。
    イモビライザーのリセット作業も、なんだかオカルト儀式的で。
    めんどくさいなあ、もう。
    いや、不逞の輩が居るので、そんな面倒な機能が搭載されたのでせうが。
    だったら、不粋なイモビライザーなぞ撤去し、その代わりに、このシルバートライデント仮面が素肌に羽織ってやろうではないか。
    これぞ、小粋にして完璧な防犯対応。
    オーナー殿、御安心をば。
    シルバートライデント仮面「チョー心地良ス💕

    不逞の輩「きゃあ!なんて格好してんの!」
    シルバートライデント仮面「失敬な(# ゚Д゚)!警察を呼びますよ!」
    不逞の輩「こっちこそ、警察を呼びますよ!」
    シルバートライデント仮面「それは、こっちのセリフだっての💢!」
    ・・・千日手になってしまいました。

  6. 後出しコメント:全くバッテリー交換すらこの手間暇となりとなかなか難儀です。こんなことあるんですね。そしてイモビ解除のおまじないには笑いました。

  7. バッテリー交換一つでも、奥深いものなのですね。TT号も喜んでいるのでは無いでしょうか。

    たこちゃんの優しさはクルマに伝わります。

    ハンバーグ最高😃!

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